会派日誌

2008/6/30 月曜日お年よりへの慈しみがにじむ今井議員賛成討論

 失政の付けを弱いものに負わす国政、どこまで迷走?

 光る今井議員の討論。会派内でより受け入れられる討論は・・・といわれたが、ウーン、テープお越ししてみるとやっぱり、いいな!こんなに思いがこもっている。島田議員は「言いたいことを言え」と。今井議員もうすこし。記名投票の結果,22対34で否決。帰り、今井議員が薬草の研究をして『最優秀賞』に輝いた子供時代のことを話してくれる。保健対策で「よもぎ・どくだみ・げんのしょうこ」の復活で、長寿健康社会を!

 

今井議員                   H20年 6月27日

議・第5号 
「後期高齢者医療制度の廃止を求める意見書(案)に賛成の討論」
 県民の代表「トライアル信州」として賛成の討論を行います。

 「長生きが喜べない世の中はおかしいね、おばあさん」とおじいさんの声。小さい頃からおじいちゃん子だった私は、会話でも電話でも手紙でも「お元気ですか?!」で始まり、「元気でいてくださいね、長生きしてくださいね」と終わる。「こどもやお年寄りを大切に」と言われ育った世代であり、75歳で線を引き、高齢者が受けられる医療を制限し、医療の質を低下させ、その上高齢者だけ家族の保険から引き離し、保険証も作るという発想、必ず取れる年金からの天引きと言う方法は、いったい誰が考えたのかと驚きました。

本来福祉は「ゆりかごから墓場まで」という言葉ではありませんが、せめて、赤ちゃんが安心して生まれることができ、戦中、戦後の厳しい社会のなかで国や地域社会に貢献して来たお年寄りが安心して老後を暮らせられるような社会、本来なら、両者は医療無料で最低生活も保障できる年金や社会保障制度でなければならないと思います。

この4月、「年金だけで暮らすお年寄りはたいへんですよ」と、佐久市でヘルパーをしている教え子がいいました。「おばあさんの介護保険で週3回介護にはいっているけれど、80歳過ぎてからおじいさんもとても大変になってきている。おじいさんの分も介護費用を使うと生活できなくなってしまうから、見て見ぬふりをしているんです。昨日、帰ってくるとき、おじいさんが魚を焼いていました。本当に小な一切れの魚、見たこともないほど小さな一切れでした。」「ああ、わかったその小さなのを2人で分けて食べるんでしょ」と想像して聞いていると、「おじいさんはその魚をおばあさんのとこへに持ってきて『おれは今向こうでさっき食べてきたから、お前の分だから早く食べな』と言っていました。」と。

「先生、後期高齢者医療制度って、ああいう人からも取るんでしょ」と。あーあ、こんな80過ぎのおじいちゃん、おばあちゃんの年金からも自動的に引きおとすのだ。彼女は、年金を大幅に5分の一、3分の一等に減額しただけではないか。年金の財源がなく、また、不透明かつ現金がないので、支給する年金に名目をつけて減らしているとも見えると言っていました。

そういう我々もこの4月から特別職報酬実質上アップ、知事1ヶ月337,000円アップ、副知事156,000円アップ、我々議員も42,000円増となっている、心苦しい。

この制度を作っている厚生省の職員、役人といわれる人、決定している国会議員は『年金』、特に『国民年金』だけで暮らす人々の生活を見たことがあるでしょうか。

村井知事が当選された直後、障害者自律支援法が制定され、年金を基に施設にはいっている方のうち、性急な法改正により、昼食代、宿泊するホテル代も払うこととなり、施設を出なければ成らなくなる人がでる。国から来られた知事に、国に「地方または年金だけで暮らしている人たちの様子を伝え、障害者自律支援法を戻すよう伝えて欲しい」などとお願いしているとき、知事の言われた言葉を思い出しました。「年金だけで暮らそうなんて考えちゃいけませんよ」、「年金だけで暮らそうなんて考えちゃいけませんよ」と。「ハッ?」、「年金は子供の仕送りの足しですよ」、「年金は子供の仕送りの足しですよ」と、当選された知事が言われました。「エッ、年金は子どもの仕送りの足し?それは、いつのこと?(30年前)、今そんな親孝行な子供はどこにいるのだろうか。親孝行したくても出来ない状況の若者ばかりなのに・・・」と、びっくり致しました。

しかし、東大を出られ役人となられ、その後国会議員をやられた知事は、きっと村に残したお母さんに仕送りをしていたんだろう、親孝行だったんだなあ、良い時代だったんだなあと、思い直しましたが、先日、大企業を定年退職し、御代田に家を建て、町おこしボランティアを頑張る72歳の方が「実は、私も地元の人には言いにくいけれど、退職金を企業年金の創設に半分置いてきたら今、年金が75歳なら年間650万円位になるんですよ。75歳からはわからないけど・・・」と言われ、信州の田舎で一生懸命農業に従事し、近くの工場や会社で働きなが先祖代々の田畑を耕し、兼業してきた人たちが、わずかな年金を頼って、老後を送るのとは大きな違いがあるのだと思いました。

派遣など、非正規雇用が増え、格差社会がますます広がる中で、財政難だから少子高齢化の中で医療費がかさむからと、高齢者の医療を削ることは根本的に間違っていると思います。財源というのであれば、所得に関係なく国民一律にかかる『消費税アツプを』などと短絡的に言わず、大企業、高額所得者への巨額な減税を見直すべきではないかという県民の声も多く寄せられています。

「『後期高齢者』と呼ぶのは100歳からにしてくれ」と訴えられた方が、名称も尊厳をも傷つけられ、心の奥深くに烙印を押されたと言ってました。75歳以上の方は約1300万人を一時期に新制度に移行するという大規模改革は、高齢者の生きる希望・力をそぎ、市町村や医療関係者を混乱させています。この制度は強行採決により決まったものであり、一旦廃止し、早急にしっかりと高齢者の福祉制度や医療制度を話し合うべきであります。

75歳を『後期高齢者』と区切り、世代間の対立を生み、家族の絆を断ち切るようなこの制度の廃止を求めます。

議員の皆様には是非身近な75歳以上の方々のお顔やお気持ちを思い浮かべながら、廃止にご賛同いただきたいと思います。(以上)
 

2008/6/27 金曜日 学校教育の根本を問う永井議員一般質問

一般質問最終日、落ち着いた永井議員の解りやすい質問、さすが!!高校再編、大学のための総合化か、地域に根ざした教育と、質を厳しく問う。また、消防について、広域連合という集約がなされる中で、住民へのサービス・危機管理の盲点をつく秀逸な質問に唸る。最後に、今井議員『後期高齢者医療制度の廃止を求める意見書に対して『賛成討論」。言いたいことを半分に抑えて、ゆっくりわかりやすく。テープ起こししたら、載せますね。進化する今井議員、がんばれ! 

6月議会 永井一雄議員 一般質問     627
 

最初に、高等学校再編計画の骨子案について伺います。
まず、基本的な考えについて、教育委員長に伺います。
昨年6月公表されました「高等学校改革プランの今後の進め方」は、魅力ある高等学校づくりと高校の適正な規模と配置の二つを柱とし、「高等学校の質を高め」、「生徒達により良い教育環境を提供する」という視点に立って再編を進めるとするものでしたが、出されてきたものは、全人教育を目指す長野県らしさの姿は見えなく、経済効率だけを考えた数合せの高校統合計画でしかないように思えてなりません。

日本の社会が、高学歴社会になればなるほど多くの凶悪な犯罪や社会問題が起きていることを考えた時、公教育の過程において何か問題があるのではないかとさえ思ってしまいます。

目標も無くただ上級の学校に行くことの進めより、早いうちから職業観等実社会の正しい価値観や生きる力としての実学を身に付けさせ働く喜びや生きる楽しさを教えることの方が、将来子ども達にとって必要なことではないかと思っています。

ある企業人は、目標の無い学校生活なんて人生のロスだとさえ言われています。このような社会状況など含めて、教育委員会はどのような議論をされ高校改革に反映されているのでしょうか。

また、今回の改革が、言われるところの「高等学校の質を高める」ことにどう結びついていくのでしょうか、伺います。

 

 

次に、魅力ある高校づくりについて、教育長に伺います。
県教委は、高校生の夢をかなえる教育の場を提供するためには、「魅力ある高校づくり」といわれていますが、
 

1つ、その対象である中学生や高校生にとって、「魅力ある高校とは何か」の意識調査を行ってきたのでしょうか。
また、これから進学する中学生にとっての魅力ある高校とは何か、どのような高校に進学したいのかを具体性を持ってとらえているのでしょうか。
そして、その結果は、骨子案のどこに反映されているか伺います。
 

2つ、第一志望でない専門高校に行って、先生方の教育課程の創意工夫や地域の暖かい眼差しと支援などにも触れて、自分の目標を見出してのびのびとした高校生活を送っている生徒が多くいる須高地域の高校もありますが、否応なしに進路選択を突きつけられる中学生に対して、進路指導の段階で、どのように高校の魅力を伝えていったら良いと考えていますか。専門学校や総合学校ではたったの一日だけの体験入学では伝えきれないのではないでしょうか。
また、中学校への指導説明はどのように行われているのかお尋ねします。
 

3つ、普通高校と専門高校を問わず、大学進学の希望者が多いと聞きます。専門高校の大学や上級学校への進学希望はどの位あるのでしょうか。このことと、専門高校の果たす役割との関係をどう考えているのかお尋ねします。
 

 

次に、専門高校の改善・充実について、教育長伺います。
 骨子案は、産業教育審議会の答申を踏まえて検討したいと、審議会丸投げとも取られるような書かれ方がされていますが、高等学校長会の提言では、厳しい財政状況を考え専門学科ごとに地区の基幹校を定めるとしています。

 

1つ、基幹校には、重点的に施設・設備をして充実させるという考えは、基幹校でない高校と差がつくということなのでしょうか。また、このことが、魅力ある高校とどう関連づくのでしょうか。
 

2つ、「連携した教育のあり方を考える」とも述べていますが、離れた地域において、どのような連携が考えられ、その実効性はあるのでしょうか。
 

3つ、基幹校以外の専門高校進学を目指す生徒にとっての進路指導における配慮点は何でしょうか。
 

4つ、基幹校の選定基準は、どのようなものになるのでしょうか。

 

5つ、一つの学区内に各種の基幹校が、一校ずつしか残らないといった事態も予想されるのでしょうか。

 

以上、5点についてお尋ねします。

 

 

 

次に、旧第2通学区の再編計画の方向について、教育長に伺います。
再編計画のアウトラインは、再編計画を旧通学区ごとにまとめられています。その理由を実質的な生活圏、各地域における高校の役割を重視して考査したとされていますが、
 

1つ、高等学校長会の各通学区の現状と課題では、現在の「第1通学区は、交通の利便性等により、旧通学区間の生徒の流出・流入の大きな地区である。特に、相互の流出入の大きな2,3,4区については、一体的に将来のあり方を考えて見る必要がある。」と提言されています。地域の状況を知る人は、まったくその通りと思いますが、あえて「骨子案」では、実質的な生活圏といいながら旧通学区にした理由は何でしょうか。
 

これは、須坂地域の高校を減らすが為の生徒数を少なくしたものに他ならないと思いますがいかがですか。
 

2つ、「専門学科を含む再編により」とありますが、これは、普通高校と普通高校の再編は意味しないと理解してよいのでしょうか。
また、なぜ専門学科を含む再編なのでしょうか。
 

3つ、「専門学科を含む再編によりこの地区に新たな魅力ある高校を配置することが適当であると考えられる」としていますが、ここでいわれる県教委の「魅力ある」とは、どんなことを想像して書かれているのでしょうか。
 

以上、3点についてお聞かせ下さい。
 

 

次に、再編計画策定手順について、教育長に伺います。
パブリックコメント、説明会等により今年12月頃を目途に具体的な再編計画案を示し、地域の理解を得て、来年6月までに第1期再編計画を策定する。とされ、昨日来の質問に答弁をされていますが、いま少し詳しくお尋ねしますので、簡潔に分かりやすくお答え下さい。
 

1つ、「地域の理解を得て」を、いかに図ろうとしているのでしょうか。
2つ、「地域」とは、何を指すのか具体的にお示し下さい。
3つ、どの時点をもって「地域の理解を得た」としようとしているのですか。
4つ、地域が考える魅力ある高校づくりへの意見は、受け入れられる余地があるのでしょうか。
5つ、2013(平成25)年以降の早い時期の判断は、何ももって判断するのですか。
12月の校名を含めた再編計画策定後は、答弁をお聞きする限り、合意が得られなくとも先送りする考えはないと聞き取れますが、間違いは有りませんか。
6つ、専門高校については、産業教育審議会答申を受けてからとのことでしたが、地域での検討・協議するには時間が足りないのではないでしょうか。そんなことはお構いなしに進めるということでしょうか。
以上6点についてお尋ねします。
 

 

2.消防について、危機管理部長に伺います。
まず、広域化問題で懸念されている問題について伺います。
すでに広域化に向けて、県下二つの本部体制で検討がスタートしていますが
広域化のメリットを、「規模を大きくして専門性の高い要員の確保。高度な機能を持った司令センターの運用。高いレベルで消防体制の基盤整備を図っていく。消防署を減らすことが目的ではなく、消防署の充実強化を図るため本部機能の統合効果を目指すもので、あくまで住民サービスの向上に寄与することを基本にすすめていく必要がある」といわれていますが、
 

1つ、今以上にどのような、住民サービスの向上が図られるのか、わかりやすくお聞かせ下さい。

 

2つ、その運営は、現在の広域連合のようになると思われますが、中心市の発言力が強くなり、それを監視する議会の役割は少なくなって、今の消防署のようにはならなのでは、と、心配する声があります。構成市町村や議会との関係について伺います。

 

3つ、職員の採用や配置、費用負担などの検討はこれからだと思いますが、統合のメリットをこれから考えるとの姿勢には疑問を持ちます。もし、意見がまとまらなければどうなっていくのでしょうか。
 

以上、3点お尋ねします。
 

次に、消防職員委員会について伺います。
ILO87号条約批准国の中で、唯一消防職員の団結権を否認し続けている日本政府が、国際世論や、ILOでの批判をかわすために、国内での政労協議において「団結権の代替措置」として、消防職員委員会制度を1996(平成8)10月から導入しました。
その目的は、消防職場の民主化、消防職員の意思疎通の円滑化をはかる中で、消防勤務条件の改善を進めるためのもので、消防庁も毎年その実態を調査し公表していますが、長野県の実態についてお尋ねします。
 

1つ、昨年度、消防職員が委員会に提出しました職場改善等の意見は、県下の14本部で総数119件、委員会での審議結果は、改善等「実施が適当」とさ
れたものは4336%、審議結果に対する消防長の処置結果で、「実施を決定」したものは、たったの1916%でした。
このような実態から見えてくるのは、制度は作られても、委員会の審議結果がいかにおざなりにされているかが分かると言うものです。職員の士気に関わるものと思いますが、ご所見を伺います。
 

2つ、提出意見が119件あったと申しましたが、本当はもっと提出されていると言われています。署によっては、意見をまとめる事務局で勝手に審議対象外とされている実態があるようです。どのように実態を把握されていますか。もしされていないようでしたら、調査を希望しますがいかがでしょうか。
 

3つ、消防長の処置について、規定では、「訓辞等の機会を通じて消防職員に周知するものとする」と、なっていますが、まったくなしのつぶてのところもあるやに聞いております。
職員間の意見疎通を良くする為にも、文書等も含めて、しっかりと職員全員に周知するように指導すべきではないでしょうか。ご所見を伺います。

2008/6/26 木曜日鋭い突っ込み小林議員一般質問

 一般質問三日目。小林議員の鋭い質問。元に戻るか正念場、長野県教育。全国の規範たれ!それにしれも、最後の環境問題、知事の答弁に失望。儲からないことはやらない?工夫しようともしないのだろうか・・・。追い越される長野県、これでいいのか?

 (傍聴に地元支持者駆けつける。一昨日同様、遠路本当に有難うございます。)質問全文を以下に記します。

小林議員 6月議会一般質問                  6月26日 
1 高校改革について
 中野立志館高校が開校して2年目を迎え、大講議室の整備など施設充実が図られてきました。また、100人の生徒がいれば100通りの時間割が出来るといわれるほど、多様な教科選択による学びが本年度から本格的に始まっています。
 総合学科高校は将来への夢を十分に描ききれない生徒が夢を見つけ出す場であり、キャリア教育の推進を目標とする学校であります。しかし、地域では、統合される以前の2つの高校の教育課程、つまり、福祉、商業、工業といったイメージで、いまだに同校が語られているようで、キャリア教育を推進する新たな学校であることがまだ前面に出てきていないように感じられます。そこで教育長に伺います。県教委が想定するキャリア教育の実像は何であるかお示しください。さらには、キャリア教育の内容をわかりやすく中学生や保護者に伝え、地元との連携を強化する義務が、統合を推進してきた県教委にはあると考えますが、教育長にお尋ねします。
 中野立志館高校は、高校再編計画の決定からわずかな準備期間のなかで開校、現場の先生方の努力で、総合学科高校としての根幹が駆け足で作られてきました。ところが、昨年度末の人事異動で、校舎の移転に伴い同校の校長が中野実業高校長との兼務となり、開校準備段階から尽力を頂いた教頭までもが交代。 総合学科ゆえの複雑な教務内容のため、現在学校現場には若干の混乱もあると聞いています。
『多様な学び場』というのはわずか1年余りで達成できてしまうものなのでしょうか。地域の将来を担う人材の育成には、地域との連携がきわめて重要です。連携とは人と人とのつながりをつけていくことであり、時間がかかるのではないでしょうか。この点をふまえ、人事はどうあるべきなのか、教育長にお尋ねします。
 中野実業高校の全日制課程と中野高校は、今年度末で歴史を閉じることになります。私の母校である中野高校の前身は、地元の懸命な運動と努力により設立された組合立の学校であります。その跡地利用については、地元が活用できる道筋を県教委が責任を持って考えるべきです。同窓生の願いは、引き続き教育施設としての利用であります。生徒がいなくなった校舎が荒れ果てていく姿を見るのは、同窓生としてしのびがたいものがあります。今後進行する高校再編のモデルケースとなるべき取り組みを望むものですが、教育長のご所見を伺います。
 旧第一通学区のように、高校に進学する生徒数も高校数も少ない地域の保護者は、「高校が減ることが選択の幅を狭める」と進路の多様性が失われることへの懸念を持っています。
今議会の今井議員の「高校のあり方や充実に向けてのビジョンは何か」との質問に対し、教育委員長はビジョンの1つとして「地域づくりを含めた学校づくりを進めていく」と答弁されましたが、保護者の思いとは矛盾するのではないでしょうか。改めて、『地域づくりを含めた学校づくり』の具体像はどのようなものなのか教育委員長、お示しください。
さらに、活性化のために地域校が必要であるとの判断を地域が下し、進学を目的とする普通高校の充実とともに、産業教育の充実等を求められるのであれば、複数の学校の存続が認められるのでしょうか、教育委員長に伺います。
 2 特別支援学校について
咋年の学校基本調査によれば本県の特別支援学校に在籍する児童生徒数は2303人であり、10年前のH10年1764人から539人増加となっています。
しかし、教員数は1275人と10年前の1026人から249人の増加にとどまった結果、教員一人あたりの児童・生徒数は義務・高校ともに減少したにもかかわらず、特別支援学校のみ増加となっています。さらに、本県の特別支援学校の教員一人あたりの児童・生徒数1、81人を全国の状況と比較すると、全国平均を0、19ポイント上回り、全国で6番目に位置しています。このことは、本県の特別支援学校の教員数が不足していることを如実に示しております。全国平均の1、62人にするためには147人の増員が必要なのです。生徒数の増加に教員の配置が追いついていないと思うのですが、教育長の認識をお聞かせください。
昨年6月議会で特別支援学校の教員数が国の定める標準法から大きく乖離しているとの私の指摘に対し、教育長は「標準法との差につきましては、解消に努めていかなければならない課題であると認識しております」、「自立活動担当教員の配置や特別支援学校枠の教員を採用し、適正な教員配置に務めてまいります」と、答弁されています。
 しかし、昨年度より設けられた特別支援学校枠の教員採用数は本年度10人から15人へ僅か5人増員となっただけであり、教員一人あたりの児童・生徒数が本県よりも多い愛知県120人、東京都195人、栃木県30人、静岡県90人、千葉県90人と比べると、適正な教員配置への道筋が全く見えてきません。教員一人あたりの児童・生徒数が1,06人と最も少なくなっている島根県ですら20人の採用を予定しています。
そこで教育長にお尋ねします。本県の状況が標準法で算出した場合とくらべ、何人の不足となっているのか、また、不足の解消に向け、必要な教員の増員はいつごろまでに図られる予定なのかお示しください。
 生徒数の増加によってパンク状態となっている養護学校が増えています。昨年度より知的障害と肢体不自由併設となった稲荷山養護学校では、知的100人、肢体130人の230人規模にもかかわらず、開校2年目の本年度すでに知的127人、肢体134人の261人となり、県下最大規模の学校となっています。来年度は、289人になると予測されています。
また、知的障害をもつ高等部の生徒は21人も増えているのに、担任の先生は1名増員になっただけ。生徒からは、「先生たちの大変さを見て、お願いしたいこと、話したいことを遠慮してしまう」、保護者からは「動けない生徒が後回しになってしまう」「なんでこんなに先生が減ってしまうのか」と言う声があがっています。
県の資料によれば、知的障害の生徒127人に対し、教員の実配置は36人と標準法で算出した54人の3分の2でしかありません。知的障害の高等部のあるクラスでは、全員車椅子を使う重度重複障害の生徒5人に担任の先生2人で編制されているが、これでは災害時の避難もままならない状態です。標準法では、重複障害の生徒3人に担任2人で学級を編制するとされているものの、止むを得ない事情及び県教育委員会が生徒の実態を考慮して特に必要がある場合にはこの限りではないと定めています。
緊急時の避難さえも困難な状況のどこに止む終えない事情や、生徒の実態に考慮すべき点があるのか教育長にお示し頂きたい。義務・高校ともに通常の教育は法を守り、特別支援学校のみ法とかけ離れている、それも全国で最低水準という状況は、教育現場に歪みをもたらしています。なぜ特別支援学校のみ標準法と乖離しているのか、教育長に伺います。
公立義務教育諸学校の学級編制及び教職員定数の標準に関する法律、及び公立高等学校の適正配置および教職員の標準等に関する法律は、学級編制及び教職員定数の標準について必要な事項を定め、教職員水準の維持向上に資することを目的としています。
 この標準法から大きく乖離している本県の状況を法に基づいて県政を運営する知事はどのように考えておられますか。お尋ねします。
 
3 地球温暖化について
ここ数年で地球温暖化問題が世界の最優先課題となってきました。持続可能な低炭素社会の実現は、21世紀における人類の挑戦の第一歩となるものですが、いつまでに温室効果ガスの大幅削減をしなければならないのか決断をせまられている状況です。長野県地球温暖化防止県民計画改訂版にも、2050年度までに50%を超える削減を目指すことが盛り込まれています。
 これを達成し、低炭素社会を実現するためには、社会そのものが大きく変わらなければなりません。社会改革のためには、
1)低炭素社会を実現しようとする人々の強い意志
2)それを実現するための様々な技術
)低炭素社会の実現に向かって努力する人々や技術を支えるための社会の仕組みやインフラ整備
以上3点が組み合わされ、互いの相乗効果の発揮が必要とされます。
温暖化防止に向けた県民の意識をいかに高めるのか。また、努力する人々や技術を支えるための仕組みづくりをどのように進めていくのか、県の方針を伺います。
 小諸市では、すべての小中学校に10KWの太陽光発電設備の導入を2005年度に行っています。これを基軸に各学校では様々なエコ・エネ活動が展開されており、太陽光発電所の運営や学校版ISO活動に子どもが自主的に取り組み、家庭でも環境を気遣う行動の牽引役を子どもが果たしつつあります。
 (財)新エネルギー財団の調査によれば、2007年度10KWの太陽光発電を設置するコストは約700万円と、2001年度に諏訪二葉高校に同様の設備がつくられたときの半分になりました。環境部と市町村教育委員会との連携によって、太陽光発電施設を毎年県下の小中学校10ないし20校に整備、環境教育の地域拠点とし、地球温暖化防止活動推進員を派遣、子どもとともに地域の人々が温暖化防止への意識を高める場とするべきと考えますが、環境部長に伺います。
 環境省は、近年増加が著しい家庭部門の温室効果ガス削減を進めるため、「エコポイント等CO2削減のための環境行動促進モデル事業」を公募、効果的に実施可能な事業として全国型4件、地域型9件の事業を本年3月に採択しました。このうち商店街等地域の多様な事業者が参加する地域型の事業の一つとして京都府は、『京都エコポイントシステム』のモデル事業を今秋からのスタートを目指して準備を進めています。家庭での省エネ行動や新エネルギー導入によるCO2削減分にエコポイントを与え、買い物等に利用しようというもので、原資は環境配慮をアピールする府内の企業から提供され、温暖化防止に取り組もうとする府民をサポートしようというもの。本県でも家庭部門でのCO2削減目標を420kg―CO2/世帯としており、減コツ(CO2)アクションプランのような啓発活動に加え、CO2削減にインセンティブを与える事業の構築が急がれるのではないでしょうか。環境部長に伺います。 
 
温暖化防止県民計画改訂版には、温暖化効果ガスの削減に熱心な人が得をし不熱心な人が損をする仕組みづくりについては触れられていません。昨日、東京都では大規模事業所を対象にCO2削減を義務付ける環境確保条例の改正案が可決されました。
いうまでも無く、わが国は産油国ではありません。国内にある豊富な資源は、水と森林、そして太陽光であります。本県の特性に合わせた低炭素社会の方向性を示す地域発の低炭素社会計画を策定し、温暖化防止に貢献すれば利益が得られ、怠ればペナルティーを課される仕組みを作らなければ温室効果ガス削減は達成されないと考えますが、知事の所見を伺いまして、私の質問を終わります。(以上)
 

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